第4回
11月の混雑状況を見てみよう
書いた人:修士1年 原嶋春輝。タイムカプセルで小6の自分から成人祝いとして現金をもらったことがある。
早いもので、今年も残すところ後1ヶ月となりました。今年は新型コロナウイルスの影響で何かと制限が多い年でしたね。
一方で、新しい生活様式に向けた動きが至る所で散見されるようになりました。
私たちのitoconもその一つ。制限の中でも九大生が快適に過ごせるよう、アップデートを続けていきます!
さて、第4回の週刊itoconでは、11月のバス停の混み具合とitoconへのアクセス数について眺めてみます。
11月はバスを利用する人が多かった印象だったのですが、どうなのでしょう。
今回は九大学研都市駅前バス停について見ていきたいと思います。
九大学研都市駅のバス停には8台のカメラが設置されており、itoconではこのカメラによる混雑度APIからデータを取得してシステムに反映しています。(システムの詳細は週刊itocon第3回をご覧ください。 )
なお、カメラによるバス停人数は1分ごとに取得しているため、並んでいる時間が長い場合、同一人物を複数回カウントしている可能性があります。
下の図は11月1日から11月26日の期間、各カメラで1分ごとにカウントされたバス停滞在人数の総和(左軸:棒グラフ)と、itoconへのアクセス数の推移(右軸:折れ線グラフ)を重ねたものです。
C1 ~ C8はカメラ番号を表しています。C1~C6は理系行き乗り場、C7~C8は文系行き乗り場のカメラです。
これを見ると、日によってバス停滞在人数の総和が4000人を超えていることが分かります。(特に催しなどがあった訳でもなさそうで、こんなに多い理由は掴めませんでした...。)
ちなみにこの期間の平均は約2200人でした。前年2019年11月の平均は約2600人だったので、新型コロナ流行前と大差ない人数に戻ってきたのかなという印象です。10月20日に授業や課外活動に対する行動指針の段階が「段階1.5 一部制限」に下がったことの影響もあるのでしょう。
次にitoconアクセス数についても見てみます。こちらも波がありますが、バス停滞在人数の総和との大きな相関はなさそうです。
しかし、人数が少ない日にも一定のアクセスがあることが分かります。日頃から混雑を避けるためにitoconを使用してくださっているユーザーがいるのではないでしょうか。
今回は以上になります!簡単に眺めてみただけでしたが、曜日や時間帯、天気などで詳しく分析してみると面白い発見があるかもしれませんね。また今後の週刊itoconで紹介できたらと思います。
(週刊itocon第1回 では混雑度と時間帯・天気の関係を調査していますので、気になる方はぜひ。)
それではまた次回!